先日、MTR上環のホームで地下鉄を待っていると
いきなり、生まれ育った我が田舎街の風景が動き出した。
FUJIFILM XE-1のCMだった。
一目で鳥取県境港市出身の写真家、
植田正治の世界と判る鳥取砂丘、
そして鳥取の街だ。
“妻”が手にしている雑誌は『さんいんキラリ』。
“恋人”の、今は廃墟となっている「砂丘パレス」の屋上からは
後方に「多鯰ヶ池」がチラリと見える。
子供の頃、展望台に登った気はするが、私が鳥取を離れる頃には既に閉鎖されていたような。。
今は「廃墟スポット」として有名らしい。
“父と娘”が立っているのは、今は人通りもまばらな「川端銀座」ではないか。。
二階町の「山口タンス店」までも。。。
“不良少年”のバックの「パチンコ銀河」は何処だろうか?私の記憶にはない。
これは鳥取市内ではないのかも。
“凧揚げの子供”と“家出少女”では、またまた「廃墟・砂丘パレス」。。。
寂れてはいるが、どれもこれも懐かしい風景である。
「植田正治へのオマージュ」とか。
しかし、まさかこんな所で出逢おうとは。。。
たった1分で鼻の奥がツンとなってしまった。